ゼロから始めるビットコイン(Bitcoin) /仮想通貨(暗号資産)

ゼロから始めるビットコイン(Bitcoin) /仮想通貨(暗号資産) 初心者に役立つよう情報を配信してます。

これからビットコイン(Bitcoin) やビットコイン以外の仮想通貨(暗号資産)を持とう(購入しようと)取引をしようと思われる方に「役立つ内容を」と思って記事を書いています。

兌換紙幣(だかんしへい)【お金の基礎知識】

兌換紙幣(だかんしへい)【お金の基礎知識】

兌換紙幣(だかんしへい)と不換紙幣(ふかんしへい)の違いについて

兌換紙幣(だかんしへい)とは?「日本銀行兌換銀券」

兌換紙幣(だかんしへい)とは?「日本銀行兌換銀券」
兌換紙幣(だかんしへい)とは?

兌換(だかん)とは「引き換える」という意味で、紙幣を金や銀という価値あるモノ同等に引き換える紙幣を兌換紙幣(だかんしへい)と言う。

金貨、銀貨との兌換(交換)は、価値が金銀で担保されているので本位貨幣(金本位制・銀本位制)と言われていました。

「お金」の歴史を見ると元々「お金」の始まりは「物々交換」「物品交換」という形で「モノ」と「モノ」を交換しあってました。
古くは貝殻、米などで、何か別のものを交換していました。

そして、「貨幣」という物と交換できるモノが誕生して「お金」という概念がうまれました。

その後、金、銀、銭が、その価値と同等のモノと交換できる仕組みが始まります。
江戸時代では、両替商という銀行の前身が誕生して、両替商に「金」「銀」を預けて、預かり証をもらい、重たい貨幣を持ち運ぶことなく、遠い場所に言っても「預かり証」で、その場所の両替商から金、銀が引き出されるシステムです。

日本円の誕生 「日本銀行兌換銀券」「日本銀行兌換券」

明治維新後に、「銀行」という新しいシステムが採用され、その後「円」という日本の「お金(貨幣)」が誕生して、今日までそのシステムはあり続けています。

「円」の最初の紙幣は、前記の兌換紙幣という「お金」で、金・銀の価値を担保とした紙幣でした。

日本の中央銀行日本銀行)が発行した紙幣は、金・銀と同額の紙幣と引き換えることを保証する紙幣で、その当時の紙幣には「日本銀行兌換銀券」「日本銀行兌換券」と書かれていました。
*画像のお札が「日本銀行兌換銀券」

ちなみに、今のお札は「日本銀行券」と書かれていますね。

その後、金のみを本位貨幣(通貨価値の基準)とする金本位制が確定され「日本銀行兌換券」が発行されていったのです。

世界でもこの兌換紙幣が流通していました。

兌換紙幣から不換紙幣へ

ところが昭和に入り世界恐慌によって各国が金本位制を廃止する動きが広がり、日本も金本位制を廃止して兌換紙幣の発行を停止して、兌換義務(引き換える義務)をもたない不換紙幣を発行するようになりました。

それが今でも続く日本の管理通貨制度(かんりつうかせいど)の始まりでした。

管理通貨制度(かんりつうかせいど)とは、それまでの本位制度(金本位制、銀本位制)と異なって、通貨・貨幣の発行量を国が調節することで、国内の物価の安定や経済成長、雇用の改善、国際収支の安定などを図る制度として誕生。

兌換紙幣の発行が中止され不換紙幣が流通する世の中へなっていったのです。

ビットコインアルトコイン・仮想通貨(暗号資産)もお金なので、お金の基礎知識となる兌換紙幣の事を知ると、何となくでもビットコイン/仮想通貨(暗号資産)の事をご理解頂けるのではないでしょうか?

 

関連ページ> 不換紙幣とは

www.bitcoinclubzero.info