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不換紙幣(ふかんしへい)とは【お金の基礎知識】

不換紙幣(ふかんしへい)とは 【お金の基礎知識

不換紙幣(ふかんしへい)とは、国・政府の信用を担保とした法定紙幣・法定通貨/信用紙幣のことで、日本円なら日本国内で流通するお金のことです。

不換紙幣(ふかんしへい)は世界恐慌を機に、それまで金・銀を担保とした本位制度(金本位制、銀本位制)という兌換紙幣の発行が中止され、国の信用の元に国内の物価の安定や経済成長、雇用の改善、国際収支の安定などを図る制度として誕生した管理通貨制度(かんりつうかせいど)のもと発行された紙幣が不換紙幣(ふかんしへい)です。

 

1929年の世界恐慌の煽りを受けて世界の多くの国が金本位制を廃止して不換紙幣へと変わって行き、日本も1931年から実質的に金本位制を廃止して、その後、不換紙幣の発行へとつながっていきました。

世界のほとんどが、旧来の兌換紙幣から不換紙幣へのシステムに移り変わったのですが、世界の基軸通貨 USD 米ドルは一時的に金本位制を停止し、第一次世界大戦終了後に再び金を担保とした金本位制となりました。

そして、第二次世界大戦の後にドルに対して固定相場制を採用され、日本も1USD(米ドル)=360円のレート制が長く続くことになったのです。

その後、アメリカは長期化したベトナム戦争で軍事費の高騰によって財政が悪化、貿易赤字などで、金が国外へと流れ金の価値が下がるとともにドルの価値も下がっていく状況に追い込まれました。

そこで、ドルの価値を守るために当時のニクソン大統領が「金・ドル交換停止」を発表。いわゆるニクソンショックと言われるものです。

これによって、ドルは「固定為替相場」から「変動為替相場」となり、貿易の根幹が大きく変わったんです。

当時、世界中は大混乱となり、世界経済に大きな影響を与えた大きな出来事だったんですね。

このニクソンショック以降、世界で発行されるお金は不換紙幣となり、国・政府の信用を根拠に発行される法定通貨が一般的になったのです。

日本はオイルショックなどを乗り越えて、バブル経済へと突入し経済大国と呼ばれる先進国の仲間入りを果たしていったのですが、

バブル経済が崩壊し、様々な経済ショックを受けながらの平成の失われた30年、そして今の世界的大流行になった新型コロナウイルスと、まだまだ経済的混迷期は続きそうにあります。


不換紙幣の記事となりましたが、
世界の国の貨幣が国や政府の信用を元に発行できる不換紙幣であり、
変動為替相場によって、世界的経済ショックが起こる事で、国の信用が失墜することになれば、紙幣の価値が落ち込むリスクもあるということですよね。

政情不安、財政危機によって国が紙幣を刷り過ぎれば「お金」の価値が下がり物価が高くなるハイパーインフレを巻き起こすリスク。

日本でも起こり得るかもしれませんが、物価が今の10倍高騰したら、円の価値は10倍下がってしまいます。

例えば、今の自販機でジュース一本が100円で
そのジュースが1本1000円になってしまったら、100円の価値は10分の1です…

とんでもない世の中になってしまいます。
実際にそんな世の中になってしまった国も

と言ったようにあるのですから、輸入に頼る我が国「日本」も、対岸の火事では無いと思います。

兌換紙幣・不換紙幣というお金の話しですが、このお金の性質を知る事で、ビットコインが誕生して、その後、クリプトカレンシー、暗号通貨、仮想通貨、暗号資産と呼び名が変わってきた仮想通貨(暗号資産)は、ブロックチェーンという最先端のハイテク(ハイ テクノロジー)によって、お金の仕組を変えた事がうなずけると思います。

*ハイテクは次の時代の社会に大影響を及ぼすような分野での、高度の技術。先端技術。

 その為に、100年に1度しか起こらないお金の大革命とも言われているのです。
仮想通貨(暗号資産)をどう捉えるかで、その革命の狭間にある今において、どう関わったら良いのか考えてみたいものです。

不換紙幣(ふかんしへい)とは ビットコインを知る為のお金の基礎知識

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