ビットコインや仮想通貨の保管・管理方法はどうするの?
ビットコイン(Bitcoin)-BTC-の保管や管理の方法はどうするの?
ビットコイン(Bitcoin)を保有するのに一般的な方法は、まずは日本国内にあるCoincheck(コインチェック)やbitFlyer(ビットフライヤー)といった仮想通貨(暗号資産)取引所で口座を開設して、ビットコイン(Bitcoin)を購入したり売買したりして保有する事になります。
これはビットコインだけでなく、ビットコイン以外の仮想通貨(暗号資産)=アルトコインと言われるイーサリアム(ETH)やリップル(XRP)も同じです。
*アルトコインとはビットコイン以外の仮想通貨(暗号資産)の総称
BTC/仮想通貨(暗号資産)保管・管理にはウォレットが必要
そして、保有したビットコインや仮想通貨(暗号資産)は、売買取引としてビットコイントレードを積極的にやられる方は、常時、その仮想通貨(暗号資産)取引所にて、ビットコインを保管されていると思いますが、ビットコインやアルトコインをホールド(中長期保有)を目的としている方は、仮想通貨(暗号資産)取引所のウォレットに保管しているのは、セキュリティ的にはリスクが生じます。
インターネット上では、これまでも、今も、今後もハッキングへの対策はイタチごっこのように続くと言われています。
特にBitcoinが誕生して、新しい通貨のカタチとなったインターネット上のデジタル通貨、仮想通貨(暗号資産)は、ハッカーに狙われやすいので
ビットコイン(Bitcoin)やアルトコインをホールド(中長期保有)目的で保有するには、セキュリティの高い保管・監理方法が必須になります。
そこで、ビットコイン(Bitcoin)-BTC-の保管や管理する仮想通貨(暗号資産)ウォレット=仮想通貨(暗号資産)のお財布について書いていきます。
仮想通貨(暗号資産)ウォレットとは
仮想通貨(暗号資産)ウォレットとは、その名の通り、仮想通貨(暗号資産)を保管・管理する「お財布」になります。
ネットバンクを使っている方ならイメージ出来ると思いますが、ネットバンクもインターネット上で「お金のデータ」が管理・保管され、送金・出金が可能のように、仮想通貨(暗号資産)ウォレットも、それに似たような仕様になっているものもあります。
ここで、仮想通貨(暗号資産)ウォレットとして定番のウォレットの種類をご紹介します。
仮想通貨(暗号資産)ウォレットの定番のウォレット
仮想通貨(暗号資産)ウォレットとして定番のウォレットの以下の6種類になります。
- 取引所ウォレット
- WEB(ウェブ)ウォレット
- モバイルウォレット
- デスクトップウォレット
- ハードウェアウォレット
- ペーパーウォレット
その中で、使い勝手や安全性などを考慮して以下の3種類がポピュラーなウォレットと言えます。
- 取引所のウォレット
- モバイルウォレット
- ハードウェアウォレット
取引所ウォレット
取引所のウォレットは、ウェブウォレットの1つで、取引所がユーザーのビットコインや仮想通貨を専用のウォレットで管理・保管しているものです。
2018年にXEM(ネム)流出事件以降、国内の取引所は、金融庁の指導のもとで、顧客資産の保護を大優先にしているので、セキュリティー強化の元、コールドウォレット(インターネットから切り離したウォレット)で管理されるようになりました。
ただ、それでも安全性においてはサイバー攻撃が止まないインターネット上において100%安全とは言えないところもあります。
取引所のウォレットのメリット・デメリット
仮想通貨(暗号資産)の取引所に通貨を置くメリットとしては、トレード・売買する上では利便性があり使い勝手が良いところだと思います。その為、購入するなどで保有しているビットコインや仮想通貨を保有するだけで使うのは安全性でデメリットとなりますので、ホールド目的には向かないウォレットになります。
また、入金・出金も容易な操作で完結します。取引所内でビットコインやアルトコインを日本円で出金した場合には、ご自身の銀行口座へ送金する事も出来ます。
デメリットとしては、やはり安全性、セキュリティー面で不安が残るところです。保管している取引所がサイバー攻撃を受けてハッキングされてしまったら保有している仮想通貨(暗号資産)が流出されてしまうリスクがあります。
モバイルウォレットのメリットとデメリット
モバイルウォレットとは、スマホやタブレットに仮想通貨ウォレットのアプリケーションをダウンロードして、ビットコインやアルトコインを管理・保管するものになります。
モバイルウォレットには取引所が開発している取引所のアプリもあれば、ウォレットサービス会社が開発したモバイルウォレットもありますし、
各仮想通貨専用のモバイルウォレットもあります。
例えば、ビットコイン専用のウォレット、イーサリアム、リップル、エイダ、ビットコインボルトなどの各アルトコイン専用のモバイルウォレットのアプリケーションが開発されています。
モバイルウォレットのメリットとしては
ご自身のスマホやタブレットで管理・保管・送金が簡単操作で使い勝手の良いところ、特にQRコードを読み込んでのビットコインや仮想通貨を送金や受金、決済が出来る気軽さで使いやすい点がメリットと言えます。
キャッシュレス化で電子マネーのアプリが広まっていますが、イメージとしては、それがビットコインや仮想通貨のアプリになっているというイメージになります。
モバイルウォレットのデメリットは
モバイルウォレットのデメリットとしては、自身の管理としてスマートフォンやタブレットを失くしたり、故障や破損など、端末自体が使えなくなってしまうこと。その為、端末が故障、紛失、決壊、破損した時の備えとして、秘密キーなどのバックアップをしておく必要があります。
また、アプリケーションによっては、安全面・セキュリティー面で不備のあるアプリもあるので、この点は注意が必要だと思います。
モバイルウォレットの決済・送金・着金用に
モバイルウォレットをまとめると、ビットコインや仮想通貨をお金として使う決済用であったり、送金、着金用として使う方に向いているウォレットと言えます。
ハードウェアウォレットのメリットとデメリット
ハードウェアウォレットのメリット
ハードウェアウォレットのメリットは、安全性・セキュリティー面の高さと言えます。
インターネットに接続しないウォレットとなるため、コールドウォレットの1つなりますが、ビットコインを代表とする仮想通貨の特性として送金時に必要とされる「秘密鍵(秘密キー)」「公開鍵(公開キー)」といわれる「鍵(キー)」が取引の署名を行う上で必要なものになります。
「公開鍵(公開キー)」は銀行の送金で言えば、口座番号のようなもので、
「秘密鍵(秘密キー)」は暗証番号といった感じです。
なので、キャッシュカードを落として、第三者が暗証番号を知っていたらお金は引き出されてしまうので、暗証番号である「秘密鍵(秘密キー)」は誰にも知られてはいけません。
ハードウェアウォレットが安全性、セキュリティー面で高いといのは、仕組みとしては、その「秘密鍵(秘密キー)」をインターネットから切り離してそのハードウォレットに保管する点になります。
また、ハードウェアウォレットはその種類によって異なるものの、数種類の仮想通貨に対応しているものもあるので、複数の種類の仮想通貨を保有している方にとって安全に資産を守れるのもメリットになります。
ハードウェアウォレットのデメリット
ハードウェアウォレットのデメリットとして
- ハードウェアウォレット本体が高い
- 利用するのに複雑な作業が必要
- 操作・管理に手間がかかる
など、パソコンや管理に不慣れな方にとっては、作業内容が難しく感じられる事やバックアップの管理など、少し煩雑に感じるかもしれません。
ただ、長期的にビットコインや仮想通貨を保有を目的にしている場合には、大切な資産を守る為に、ハードウェアウォレットで保管・管理するのが一番望ましいと思われます。
以上、ビットコインや仮想通貨の保管・管理方法について駆け足で書いて行きましたが、次の機会にはハードウェアウォレットについて詳しくかいていきたいと思います。